野党は立憲民主党を中心に再編 「希望の党」は小池氏が投げ出して終焉

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野党は立憲民主党を中心に再編 「希望の党」は小池氏が投げ出して終焉

FNNで興味深い世論調査結果が出ています。
実施日 2017年11月11日(土)〜11月12日(日)

自民党の支持率は38.5%で、この前後で推移していますが、立憲民主党の支持率が15.3%を記録しました。

 これまで民進党が1ケタ台で長期低迷していたこととは雲泥の差が出ています。

 さらに野党再編について、立憲民主党を中心にした再編を支持が37.9%にもなっています。他方で「希望の党」を中心にした再編支持は8.8%に止まっています。

 その「希望の党」の支持率も今や3.9%にすぎません。死に体です。

11月10日の代表選では、自民党の補完勢力として改憲路線をとる玉木雄一郎氏が代表となりましたが、この右翼「希望の党」ですが、支持層は、改憲反対であるという意外な状態にあります。
「野党支持者が野党に対する期待は憲法9条改憲に反対すること 憲法9条改憲の策動は国民不在」

 ますます右翼姿勢を示した「希望の党」が今回、支持率を落とし、わずか3.9%で低迷していることはある意味では当然の結末であって改憲路線をひた走る「希望の党」に未来などなかったのです。

 この結果を知ったからなのかはわかりませんが、とうとう小池百合子氏は代表を辞任し、「希望の党」を放り出しました。早晩、放り出すとは思っていましたが、誰もがそう思っていたことでしょう。

 「希望の党」は代表選挙では右翼系と保守リベラレル系で戦われていましたが、相容れない議員の野合集団ということも露呈し、小池氏が代表を投げ出したことで、さらに支持率が下がることは目に見えており、いよいよもって政党としての終焉を迎えることになります。

 立憲民主党の支持が高くなったことの意義は、ようやく野党らしい保守系野党が誕生したということです。民進党のはっきりしない中途半端な政策に行き場を失っていた反自民保守票がようやく立憲民主党にたどり着いたということです。支持政党なしが大幅に減っていることがこれを裏付けています。

立憲民主党

 それこそ参議院民進党、民進党本部及び地方組織や「希望の党」の保守リベラは立憲民主党の元に結集し、対立軸を明確にした保守系野党として再編することが、有権者の期待に応える唯一の道です。

 この世論調査では、立憲民主党が政権交代できる政党になるかについては、75%がそうは思わないという数字も出ていますが、これはまさに立憲民主党がこれからどのようにして党としての力量をつけていくのかという問題です。

 なお、憲法9条についての調査も出ていますが、改憲数字だけが59%と突出しています。他方で安倍内閣が取り組むべき課題という項目では憲法改正はわずか2.8%、要は「自衛隊」だけが独り歩きした数字にすぎません。

「今なお国民は憲法9条へ「自衛隊」の明記に賛成していない 書き込まれた場合の戦争への危惧は現実のもの」

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